平成23年5月度



平成23年5月の例会

  5月の例会の日は例年より12日も早い梅雨入り宣言があり、生憎の雨模様でしたが、4人のメンバーが集まり、将来のグループの活動方針に就いて討議がなされ、またBox‐Modelのウェブ・ページ作成の実習が熱心に行われました。

 討議は先ず、もう少しメンバーを増やそうという案件が話し合われ、各人の知り合いの中でホームページ作成、マルティ・メディア、及びインターネットに関わるクラウド・コンピューティング等に興味をある友人をメンバーに誘い入れる試みを尽くしてみることになりました。

 次に、NPOのホームページやTwitterなどを通じて呼びかけてみることにしました。新規加入者には、この分野の初心者には基礎的なマンツー・マンの講習会などを開くなどして現会員が積極的にサポートしていこうという態勢を引き、新規加入者を誘うということになりました。


ボランティアズ・カフェでの勉強会の風景

5月度の例会で議論されたテーマ:

(1)BoxModelとDOM(Document Object Model)の復習

   BoxModel:
      HTMLの各要素(Element)は全てある種のBoxと見做し、その各々にID名やClsss名の印を付けて
      CSS, JavaScript, CGI, APIとの連携を図るモデルです。

   DOM(Document Object Model):
      BoxModelは一般的に、特にはオブジェクト指向ProgrammingではDOMと呼ばれ、HTMLのElementを
      制御するモデルです。

      HTMLとの連携の役割は:
         *HTML → (構造示す)
         *スタイルシート → (表示方法を示す)
         *JavaScript → (動きを示す)
         *CGI → (サーバとの同期コミュニケイション)
         *Ajax → (サーバとの非同期コミュニケイション)

      Boxの被制御属性は:  
         *Boxのレイアウト(位置、ボーダーの幅、スタイル、色、マージン、パディング)
         *文字のレイアウト(Boxの中に入る文字の配列)
         *フォントの種類、色と背景  


(2)ホームページ・ビルダーを使ったBox Modelの作業手順

  
  (Step1) 挿入メニューよりコンテナ(レイアウト枠)を挿入する。

          コンテナー(DIV)の配置やサイズは予め慎重にに設計しておく。
          この設計が杜撰であるとコンテナーを配置する作業でトライ&エラーを繰り返し、時間の無駄を
          することになります。(Step4を参照して下さい)
  
  (Step2) コンテナーを指定して、DIVの属性ダイアログでIDを指定する。

         正確な指定はHTMLソース・モードで行わないといけない。

  (Step3) 表示メニューより「スタイルシート・マネジャー」を呼び出して、コンテナーのサイズ、ボーダーの
          太さや色等を規定する。

  (Step4) 全てのコンテナーの配置が終ったら、プレビューのモードにして、コンテナーの入れ子の配置等
          が正しくなされているかどうかチェックする。

          コンテナーの入れ子の配置が正しく行われていない原因は;

          (a) 入れ子コンテナーの横幅・高さが親コンテナーより大きくなっているか、
          (b) 親コンテナーの廻り込み(Floating)が解除されていないかです。

          従って、正しく規定されていないコンテナーのStyleを編集し直す。
          その上で、再度ビューのモードにして、コンテナーの入れ子の配置をチェックする。

  (Step5) その他のBoxを各コンテナーの中に挿入(入力)する。

          見出し(Hn)、段落(P)、リスト(Li)、表(Table)、等を該当コンテナーの中に入力する。
          その場合、決して各Boxの位置、サイズ等々の書式は設定しないこと。
          それらの設定は、次の(ステップ7)で行うこと。

  (Step6) 各Boxをポイントして、属性ダイアログから適宜ID名、Class名を指定しておく。

  (Step7) 各Boxのスタイルを「スタイルシート・マネジャー」を通じて規定して行く。

          ID名が付いているBoxにはそのID名で規定する。 → #ID名の就いたStyleが生成される。
          Class名が付いているBoxにはそのClass名で規定する。 → ・Class名の就いたStyleが
                                                  生成される。
          HTMLタグにはそのタグにスタイルを規定 → HTMLタグにStyleが生成される。

          これらのCSSはそのページの<head> ~ </head>の部分の;
          <style type="text/css"> ~ </style> の間に生成される。

          通常これらのCSSが完成した暁には xxxxxx.css として外部ファイルに書き出され
          <LINK rel="stylesheet" href="../xxxxxx.css" type="text/css">のようにして呼び出される。
          この手順については次月の勉強会で勉強します。
    


(3) 次回の例会とその討議テーマ

    日時: 6月24日(第4金曜日)に決定し部屋の予約がなされました。

    テ―マ: 「ホームページ・ビルダーを使ったBox Modelの作成実習の続き
         

以上

 「参考情報」

  ・Canpan登録ページ: https://canpan.info/index_view.do (canpanで検索可)
  ・ホームページ同好会ブログ: http://blog.canpan.info/hpgrpchiba/ (同好会HPからリンクあり)
  ・Canpanの相談電話: 03-6229-5551 → 担当の女性が大変親切に対応してくれます。