(A)2月度の月例会:

2014年02月度の月例会での勉強会風景

   

平成26年02月28日(金)の13時より開かれた例会で次のような話し合いが行われました。

(B)勉強会:

(1)再び最新のWebサイト開発の動向

☆ HTML5の正式なRecomendationが今年2014年に出される予定。

各Browserベンダーは全力でその実装の対応に突き進んでいる。

☆ Mobile端末(SamartPhoneやiPhone等)によるWeb利用がPCによるアクセスを上回った

Internetを利用してPR活動している全世界の各企業がMobile端末向けのWebサイトにより力点を置き始めた。

☆ Mobile端末向けの開発には殆どがHTML5-CSS3ーJavaScriptが使われるようになった。

☆ HTML5-CSS3ーJavaScriptによる開発の道具建が一本化された。

従来Platform毎に用意されていた道具建(PluginやRendering Engine)がHTML5-CSS3-JavaScriptの中に
 一本化されるようになった。

従来の道具建:Rendering Engine: Trident (Internet Explorer)
                       Gecko (Firefox, Camino, SeaMonkey他)
                       KHTML (Konqueror) ---> WebKit (Apple, Safari,OmniWeb他)
                                     --->◎Blink (Google Chrome, Opera)
    gradient、border-radius、shadow等もcss3だけで可能になる。
    そのお蔭で、Adobe社のFlashなどは使われなくなるだろう。

☆ Mobile端末向けの新しいWeb開発技術が活発になった。

例: jQuery Mobilライブラリー: HTML5のみによるサポートで簡単にデザイン出来る。    

例: レスポンシブWebデザイン:  ユーザが閲覧しているOSやブラウザ(UA:ユーザーエージェント) を判別して、
                      サーバーサイド・プログラムで表示するHTMLを振り分けるという手法。

(2) jQueryのこれまでの復習

2-1 jQuery UI Tab via AjaxのPluginライブラリー

☆ Pluginライブラリーはダウンロードしなくてよく、

CDN(Contents Delivery Network )にアクセスすればよい。
    <script src="http://code.jquery.com/jquery-1.9.1.js"></script>
    <script src="http://code.jquery.com/ui/1.10.4/jquery-ui.js"></script>
    <link rel="stylesheet" href="/resources/demos/style.css">

☆ Pluginライブラリーの使い方

  <script>
     $(function() {
         $( "#tab_menu" ).tabs();  //#tab_menuはメニュー域のセレクター
            });
   </script>

☆ メニュー域の作り方

  <nav id="tab_menu">
     <ul>
        <li><a href="#page_1">頁1の名前</a></li>
        <li><a href="page_2.html">頁2の名前</a></li>
        <li><a href="page_3.html">頁3の名前</a></li>
     </ul>

   <section id="page_1">
       <p>頁1のTab Menuをクリックして呼び込まれるpage_1の内容
        をここに入れておきます。</p>
   </section>

Important !!<注>頁1,2,3が簡単なものは、頁2と頁3を別ファイルにしないで、 頁1に<section id="page_2">と
              <section id="page_3">を作っておいた方が易しくて、問題がない。

☆ Ajaxによって読み込まれる部分の作り方 Important!!

* 簡単なものは別ファイルにしないで、同じページの中に入れておいた方が易しい。
 * 別ファイルにすると色々解決すべき問題がある。
    特に、別ファイルの中でリスト・タグ(ul-li)を使っていたり、preloadの部分のstyleと異なったCSSを使うと
    PluginのCSSと contention(競合)を起こす可能性がある。
 * 別ファイルのにしてAjax通信で読み込む場合は、<head>~</head>の中のCSSやScriptはcontention(競合)を
    起こすので、含めないで#pageに読み込む部分だけのHTMLファイルにする。
 * 別ファイルに独特のCSSを使いたい場合は、タグの中style属性(style="属性:数値;")で指定すればよいが、
    これをすると、保守の難易性に問題が生ずるので、出来るだけAjaxで読み込む部分は、preloadの部分のstyle
    を共有するような設計にすべきです。
 * この辺りの実例は:『たそがれ長兵衛』サイトの『下田温泉への歴史の旅』が参考になります。

    

(2) 今日の勉強

3-1 LightBoxjQueryライブラリーの使用

3-2 HTML5のルビ・タグの現状

月日は百代はくたい過客くわかく にして行かふ年も又旅人也。

 このコードは次のように大変簡単になりました。
  <p>月日は<ruby><rb>百代</rb><rt>はくたい</rt></ruby>の<ruby><rb>過客</rb><rt>くわかく</rt></ruby>
    にして行かふ年も又旅人也。</p>

タグはHTML5で統一されて簡単になったが、FireFoxとOperaではまだ対応していない。 FireFoxのAdd-onをダウンロードして、次のように読み込む;
   <link rel="stylesheet" href="css/ruby_enabler.css">
   <script src="js/ruby_enabler.js"></script>

採用例は:『たそがれ長兵衛』サイトの「奥の細道の評論本の紹介」のページを 参照下さい。

3-3 会員が最近遭遇した深刻な問題

Windows8.0からWindows8.1へのアップグレードしたために起こった深刻な問題!!
Windows8.0をWindows8.1 にUpgradeしたために深刻な問題が起こりました。

昨年購入した富士通のNotePCにはWindows8.0がプリインストールされていましたが、最近富士通から盛んに8.1にバージョン・アップを進めるメールが届くので、ついその気になって、バージョン・アップをを敢行してしまいました。
バージョン・アップは至ってスムースに実行され、その後一見問題は起きていないように感じました。操作方法では些か戸惑いはありましたが、IEやGoogleChromeなどBrowserやWordなどOfficeなどのProgramも通常通り作動していました。

所が昨日、日頃良く使っているFileアクセスの為のライブラリー機能を使おうとした折に、ライブラリーに登録したFileが登録したライブラリーにないことに気付きました。調べているうちにFileを管理するExplorerの中のファイル構成が可なり乱れている事が判りました。富士通NotePCの中で失われているFileをホームグルプの中にあるDeskTopPCからホームネットワークを通じてCopyしてみようと試みました。ところが、ホームグループ内のFile共有機能が設定されているにも拘わらず、相手のPCが見えません。即ち、ホームグループ内のPCがお互いに認識されません。

止む無く、富士通の有料のサポート・サービスに電話してRemoteでこちらのPCの設定状況をチェックしてもらいました。結果は、自分でチェックしたと同様にホームグループ内の共有とネットワークの設定は正しく規定されているということで、専門家でも何故ホームグループ内のFileやPrinterの共有が働かないか判らないという事でした。

ここで、唯一出来ることはWindows8.1 を8.0に戻す以外に手わないという事でした。然し、問題はその場合、OSの全ての設定と、導入してあったApplicationSoftはすべて失われるという事でした。時間をかけて、現在OSはWindows8.0に返り、Internett接続等の再設定でIInternetにも接続しました。然し、Pre‐installされてあったOfficeSoftすべては失われました。HPBやDreaweaverはCDがありますので後で再Install出来ますが、このトラブルによる時間的、金銭的損失は小さくありません。

富士通のHPにはWindows8.1にUpgradeするには:
(1)リカバリディスクを作成し、大切なデータのバックアップを取ってください。
(2)Windows 8.1 にアップデートすると「バックアップナビ」は使用できなくなります。
(3)よく使うアプリがWindows 8.1 に対応しているかご確認ください。
(4)よく閲覧するサイトがInternet Explorer 11に対応しているかご確認ください。
(5)プリンタなどの周辺機器がWindows 8.1に対応しているかご確認ください。

こんなことまでして、何も便利になる訳でないWindows8.1にするRiskを取る価値はないと思いました。