(A)2月度の月例会:
2014年02月度の月例会での勉強会風景
平成26年02月28日(金)の13時より開かれた例会で次のような話し合いが行われました。
- これからの勉強会の仕方に就いて話し合った。
先月から新しい技術や仕組みは月例会の時間中に説明するが、実習の入力やテストは出来るだけ自宅でやって下さるようにお願いしました。この試みはほゞ巧く行っているようですが、これを当分続けて良いかどうかの確認の話合いがなされて、了承された。 - 自宅での実習中に疑問点が生じたら、ブログのQ&A専用のスロットにコメントとして質問して下さるようにお願いがなされた。質問は溜めないように追一出してくださり、問題のページのURLを付して下さると問題の解明が容易であるとの説明がなされた。他人の出された質問は自分の勉強にも参考になりますので、若し回答が出来るようでしたら、遠慮なく回答して下さるようお願いもなされた。回答は幹事や講師でなくても良いのです。
- 3月度の月例会は会議室の予約の関係で、第4金曜でなく、前日の第4木曜であるとの注意もなされた。
(B)勉強会:
(1)再び最新のWebサイト開発の動向
☆ HTML5の正式なRecomendationが今年2014年に出される予定。
各Browserベンダーは全力でその実装の対応に突き進んでいる。
☆ Mobile端末(SamartPhoneやiPhone等)によるWeb利用がPCによるアクセスを上回った
Internetを利用してPR活動している全世界の各企業がMobile端末向けのWebサイトにより力点を置き始めた。
☆ Mobile端末向けの開発には殆どがHTML5-CSS3ーJavaScriptが使われるようになった。
☆ HTML5-CSS3ーJavaScriptによる開発の道具建が一本化された。
従来Platform毎に用意されていた道具建(PluginやRendering Engine)がHTML5-CSS3-JavaScriptの中に
一本化されるようになった。
従来の道具建:Rendering Engine: Trident (Internet Explorer)
Gecko (Firefox, Camino, SeaMonkey他)
KHTML (Konqueror) ---> WebKit (Apple, Safari,OmniWeb他)
--->◎Blink (Google Chrome, Opera)
gradient、border-radius、shadow等もcss3だけで可能になる。
そのお蔭で、Adobe社のFlashなどは使われなくなるだろう。
☆ Mobile端末向けの新しいWeb開発技術が活発になった。
例: jQuery Mobilライブラリー: HTML5のみによるサポートで簡単にデザイン出来る。
例: レスポンシブWebデザイン: ユーザが閲覧しているOSやブラウザ(UA:ユーザーエージェント) を判別して、
サーバーサイド・プログラムで表示するHTMLを振り分けるという手法。
(2) jQueryのこれまでの復習
2-1 jQuery UI Tab via AjaxのPluginライブラリー
☆ Pluginライブラリーはダウンロードしなくてよく、
CDN(Contents Delivery Network )にアクセスすればよい。
<script src="http://code.jquery.com/jquery-1.9.1.js"></script>
<script src="http://code.jquery.com/ui/1.10.4/jquery-ui.js"></script>
<link rel="stylesheet" href="/resources/demos/style.css">
☆ Pluginライブラリーの使い方
<script>
$(function() {
$( "#tab_menu" ).tabs(); //#tab_menuはメニュー域のセレクター
});
</script>
☆ メニュー域の作り方
<nav id="tab_menu">
<ul>
<li><a href="#page_1">頁1の名前</a></li>
<li><a href="page_2.html">頁2の名前</a></li>
<li><a href="page_3.html">頁3の名前</a></li>
</ul>
<section id="page_1">
<p>頁1のTab Menuをクリックして呼び込まれるpage_1の内容
をここに入れておきます。</p>
</section>
Important !!<注>頁1,2,3が簡単なものは、頁2と頁3を別ファイルにしないで、 頁1に<section id="page_2">と
<section id="page_3">を作っておいた方が易しくて、問題がない。
☆ Ajaxによって読み込まれる部分の作り方 Important!!
* 簡単なものは別ファイルにしないで、同じページの中に入れておいた方が易しい。
* 別ファイルにすると色々解決すべき問題がある。
特に、別ファイルの中でリスト・タグ(ul-li)を使っていたり、preloadの部分のstyleと異なったCSSを使うと
PluginのCSSと contention(競合)を起こす可能性がある。
* 別ファイルのにしてAjax通信で読み込む場合は、<head>~</head>の中のCSSやScriptはcontention(競合)を
起こすので、含めないで#pageに読み込む部分だけのHTMLファイルにする。
* 別ファイルに独特のCSSを使いたい場合は、タグの中style属性(style="属性:数値;")で指定すればよいが、
これをすると、保守の難易性に問題が生ずるので、出来るだけAjaxで読み込む部分は、preloadの部分のstyle
を共有するような設計にすべきです。
* この辺りの実例は:『たそがれ長兵衛』サイトの『下田温泉への歴史の旅』が参考になります。
(2) 今日の勉強
3-1 LightBoxjQueryライブラリーの使用
- ☆ Lightboxはユーザが現在のページからの移動が必要なく、背景を暗くして拡大サイズで画像を表示し、
簡単にスライドショーを実現できる大変便利なjQueryライブラリーです。
この例は同好会のホームページのSample_5_15です。 - 自分のウェブ・ページに導入するには、HTMLのハイパー・リンクの原理を応用します。、
ハイパー・リンクの原理の応用とは:
<li><a href="拡大画像のURL" title="拡大画像の説明">
<img src="画像のサムネールのURL"></a><br>画像のサムネールの説明</li>
サムネールを包むBoxは<div><li><p>等が使えるが、<li>を使うのが一般的。 - ☆ インターフェイスのjQueryのコーディング
インターフェイスのjQueryのコーディングは至って簡単です。
$(function(){
$("li.box a").lightBox(); // li.box aはサムネールを入れるBoxのアンカー
});
これはjs/my_light_box.js等として別ファイルにしておくと便利。
又は、別のJavaScrptがあれば、その中に同居させておくのも一案です。 - ☆ プラグイン・ライブラリーのファイル
残念ながらまだCDN(Contents Delivery Network )はないので、
jQuery LightBox Pluginのウェブ・サイト:
http://leandrovieira.com/projects/jquery/lightbox/
からダイウンロードして、次のように読み込む。(メールに添付して送付します)
<link href="css/jquery.lightbox-0.5.css" rel="stylesheet" type="text/css" >
<script type="text/javascript" src="js/jquery.lightbox-0.5.min.js"></script>
この他にも、このライブラリーが使用するアイコンなどのimage類か必要で、
これらのファイルをimagesというフォルダーに入れて、作成するページと同じ
レベルに入れておく必要があります。
インターフェイスのjQueryのコーディングは次のように読み込む
<script type="text/javascript" src="js/my_light_box.js"></script>
3-2 HTML5のルビ・タグの現状
月日は
このコードは次のように大変簡単になりました。
<p>月日は<ruby><rb>百代</rb><rt>はくたい</rt></ruby>の<ruby><rb>過客</rb><rt>くわかく</rt></ruby>
にして行かふ年も又旅人也。</p>
タグはHTML5で統一されて簡単になったが、FireFoxとOperaではまだ対応していない。 FireFoxのAdd-onをダウンロードして、次のように読み込む;
<link rel="stylesheet" href="css/ruby_enabler.css">
<script src="js/ruby_enabler.js"></script>
採用例は:『たそがれ長兵衛』サイトの「奥の細道の評論本の紹介」のページを 参照下さい。
3-3 会員が最近遭遇した深刻な問題
Windows8.0からWindows8.1へのアップグレードしたために起こった深刻な問題!!
Windows8.0をWindows8.1 にUpgradeしたために深刻な問題が起こりました。
昨年購入した富士通のNotePCにはWindows8.0がプリインストールされていましたが、最近富士通から盛んに8.1にバージョン・アップを進めるメールが届くので、ついその気になって、バージョン・アップをを敢行してしまいました。
バージョン・アップは至ってスムースに実行され、その後一見問題は起きていないように感じました。操作方法では些か戸惑いはありましたが、IEやGoogleChromeなどBrowserやWordなどOfficeなどのProgramも通常通り作動していました。
所が昨日、日頃良く使っているFileアクセスの為のライブラリー機能を使おうとした折に、ライブラリーに登録したFileが登録したライブラリーにないことに気付きました。調べているうちにFileを管理するExplorerの中のファイル構成が可なり乱れている事が判りました。富士通NotePCの中で失われているFileをホームグルプの中にあるDeskTopPCからホームネットワークを通じてCopyしてみようと試みました。ところが、ホームグループ内のFile共有機能が設定されているにも拘わらず、相手のPCが見えません。即ち、ホームグループ内のPCがお互いに認識されません。
止む無く、富士通の有料のサポート・サービスに電話してRemoteでこちらのPCの設定状況をチェックしてもらいました。結果は、自分でチェックしたと同様にホームグループ内の共有とネットワークの設定は正しく規定されているということで、専門家でも何故ホームグループ内のFileやPrinterの共有が働かないか判らないという事でした。
ここで、唯一出来ることはWindows8.1 を8.0に戻す以外に手わないという事でした。然し、問題はその場合、OSの全ての設定と、導入してあったApplicationSoftはすべて失われるという事でした。時間をかけて、現在OSはWindows8.0に返り、Internett接続等の再設定でIInternetにも接続しました。然し、Pre‐installされてあったOfficeSoftすべては失われました。HPBやDreaweaverはCDがありますので後で再Install出来ますが、このトラブルによる時間的、金銭的損失は小さくありません。
富士通のHPにはWindows8.1にUpgradeするには:
(1)リカバリディスクを作成し、大切なデータのバックアップを取ってください。
(2)Windows 8.1 にアップデートすると「バックアップナビ」は使用できなくなります。
(3)よく使うアプリがWindows 8.1 に対応しているかご確認ください。
(4)よく閲覧するサイトがInternet Explorer 11に対応しているかご確認ください。
(5)プリンタなどの周辺機器がWindows 8.1に対応しているかご確認ください。
こんなことまでして、何も便利になる訳でないWindows8.1にするRiskを取る価値はないと思いました。
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(C) 次回の例会とその討議テーマ
日時: 平成26年3月27日(第4木曜日)13:00~16:30
場所: 千葉市市民文化センター9階の千葉市民活力創造プラザの小会議室
テ―マ: jQuery LightBox Pluginの実習の検討を行います。
宿題: jQuery LightBoxの実習の入力等の基本部分を完成させておいて下さい。
一応出来上がったページは同好会のブログにURL付きで3月20日頃までに発表
して下さい。
その前に疑問点がありましたら、出来上がった所までのページのURL付きで、
ブログのQ&Aに投稿で質問して下さい。