3月度の月例会の勉強会風景
平成26年02月27日(木)の13時より開かれた例会で次のような話し合いが行われました。
☆ Lightboxはユーザが現在のページからの移動が必要なく、背景を暗くして拡大サイズで画像を表示し、
簡単にスライドショーを実現できる大変便利なjQueryライブラリー です。
仕組みとしては、HTML内の基本はハイパー・リンクの原理を応用しています。
ハイパー・リンクの原理の応用とは:
作成するには、先ず
<ul>
<li>サムネール画像01
<li>サムネール画像02
・
・
<li>サムネール画像0n
</ul>
を用意しておいて、その各々のサムネール画像の対応する拡大画像へのリンクを張ればよい。
勿論、Plugin独特のCSSとimagesフォルダーの中に収納されたアイコンの画像が必要です。
☆ インターフェイスのjQueryのコーディング
インターフェイスのjQueryのコーディングは至って簡単です。
$(function(){
$("li.box a").lightBox(); // li.box aはサムネールを入れるBoxのアンカー
});
これはjs/my_light_box.js等として別ファイルにしておくと便利。又は、別のJavaScrptがあれば、その中に同居させておくのも一案です。
☆ jQuery Tab Pluginとの組合せ
ページ遷移はAjaxによっているので遷移されるページの<head>内部のScriptやStyleは伝わらないので新しいScriptやStyleの規定には最新の注意を要する。
☆ HTML5による構造を示す新しいタグ
<header>、<nav>、<aside>、<section> 、<article>、<footer>
idやclassを付けなくても良く、ページの構造が明確化される。
☆ HTML5の斬新なタグ
* <audio>タグ: 音声を再生する際に使用します。
属性:src=音声ファイルを指定する
preload=音声をあらかじめ読み込む(auto、metadata、none)
autoplay=音声を自動再生する
loop=ループ再生を指定する
controls=インターフェースを表示する
* <canvas>タグ:図形を描く際に使用します。
今までウェブページ上で図形を描くには、PNG・JPEG・GIFなどの画像に置き換えるか、
Flashなどのプラグインデータを埋め込むのが一般的でしたが、<canvas>を使用することで、
標準のHTMLやJavaScriptだけで、グラフやゲームのグラフィックスなどの図形をすばやく表示
できるようになります。
(例)
onload = function() {
draw1();
}; /* 円を描く */
function draw1() {
var canvas = document.getElementById('c1');
if ( ! canvas || ! canvas.getContext ) { return false;
}
var ctx = canvas.getContext('2d');
ctx.beginPath();
ctx.arc(70, 70, 60, 0, Math.PI*2, false);
ctx.stroke();
}
☆ Styleの整理の仕方
1)HPBのStylesheet Managerにだけに任せない。自分でソース・コードを確かめる。
2)ソース・コードをCopy-Pasteで構造の順序に並びかえる。
3)左上かた時計お廻りの順に纏める
(例)margin: 5px 0 5px 10px;
☆ 角丸コーナー
border-radius: 水平左上半径 水平右上半径 水平右下半径 水平左下半径/
垂直左上半径 垂直右上半径 垂直右下半径 垂直左下半径
/以下省略の場合は水平・垂直の半径が同じ。
半径を1ヶ所しか指定しない場合は、4隅の半径は同じ。
(例) border-radius: 7px; // 4隅が半径7pxの丸角
☆ Text Shadow と Box Shadow
text-shadow: 水平オフセット 垂直オフセット (ぼかし半径) 陰の色;
(例) text-shadow: 2px 2px 1px yellow;
☆ 背景画像
background-image: url("");
background-repeat: repeat/no-repeat;
background-position:left /center/ right;
bacground-size: 100% 100%;</span>
(例)
header {
float : left;
text-align : center;
width : 100%;
border-radius:5px;
border : 1px solid #333;
overflow : auto;
background : url("image/ban_base.jpg");
background-repeat : no-repeat;
background-size :100% 100%; //縦横一杯に画像を引き延ばして背景とする
margin-bottom: 5px;
}
☆ 線形グラデーション
linear-gradient ( 開始位置と角度, 開始色, 途中色, 終了色 );
開始位置と角度を指定すると、グラデーションの方向を定義することができます。
開始位置は、left・center・right、to p・center・bottomのキーワード、%、pxなどの単位を付けた数値で指定します。
角度は、degなどの単位を付 けた角度値で指定します。
開始位置と角度は省略可能ですが、その場合には初期値のtopになります。
また、グラデーションの開始色と終了色をカンマ( , )区切りで指定しますが、
さらにその中間に色を増やしてグラデーションの途中色を指定することもできます。
(例)
p.sample1, p.sample2, p.sample3, p.sample4 {
width:600px; height:100px;
}
p.sample1 {
background: linear-gradient(white, gray);
}
p.sample2 {
background: linear-gradient(left, #ff0000, rgba(255,0,0,0));
}
p.sample3 {
background: linear-gradient(left 45deg, red, orange, yellow, green,
blue, indigo, violet);
}
☆ 円形グラデーション
radial-gradient(開始位置と角度, 形状とサイズ, 開始色, 途中色, 終了色);
開始位置は:、left・center・right、top・center・bottomのキーワード、%、pxなどの単位を付けた数値で指定します。
角度は:、degなどの単位を付けた角度値で指定します。開始位置と角度は省略可能。
その場合には初期値のcenterになります。
グラデーションの形状は:
circle …… 正円 ellipse …… 楕円(省略した場合の初期値)
サイズは:以下のキーワードから選択して指定します。
closest-side …… ボックスの一番近い辺に合わせる
closest-corner …… ボックスの一番近い角に合わせる
farthest-side …… ボックスの一番遠い辺に合わせる
farthest-corner …… ボックスの一番遠い角に合わせる
contain …… 指定範囲内に収める
cover …… 指定範囲に合わせて覆う(省略した場合の初期値)
(例)
p.sample1, p.sample2, p.sample3, p.sample4 {
width:600px; height:100px;
}
p.sample1 {
background: radial-gradient(yellow, green);
}
p.sample2 {
background: radial-gradient(bottom left, farthest-side, red, yellow,
green);
}
p.sample3 {
background: radial-gradient(500px 10px, circle contain, red, yellow,
green);
☆ 横幅は親枠の幅の%で指定する事によって、フレクシブルなデザインにする。
%は親枠の横幅の%で示す。
☆ Tableによる画像の配置はフレクシブル性を失う。
出来るだけ<ul><li></li></ul>や<div></div>等を使う方が無難である。
☆ レスポンシブWebデザイン:
アクセスした人のデバイスサイズによって、自動的にレイアウトが切り替わる デザインのこと。
viewportとメディアクエリーを使って、各デバイスに合わせた適切なレイアウト に自動的に変更する。
(例)
@media screen and (min-width: 480px) { #container{ max-width: 900px; }
}
この例は横幅480px以上のPCのページの#containerの横幅は幾ら大きくても900pxに留めるという指定。
☆ jQuery Mobile 簡単に市場に出ているMobile機器全てに対応できるPluginと言われています。
☆ IEなどのBrowserで表示されているページのソース・コードが表示出来なくなった。
通常、Browserで表示されているページのソース・コードは『表示』メニューか又は右クリックで表示出来るが、 ある日突然エラーになって、表示出来なくなった。
この原因は、IE等のBrowserの、『ツール』→『インターネット・オプション』→『プログラム』で「HTMLのエディター」 に「ホームページ・ビルダーV18」を指定したために起きることが判った。この指定を「特定せず」か「メモ帳」に変更すれば
このエラーは起こらないことが判った。
☆ ウェブ・ページを更新している段階で、更新した特定のページにアクセスしても更新したページが表示されず、更新前の古いページが表示される問題が起きた。
これはCashメモリーに残っている古い内容が表示される現象のように思われて、Cashの内容を削除したが、依然とこの現象が起きた。
この原因はjQuery Mobile使用中のページで、他のページにリンクする箇所でAjax遷移の指定を解除しなかったために起こったことと判明した。
日時: 平成26年4月25日(第4金曜日)13:00~16:30
場所: 千葉市市民文化センター9階の千葉市民活力創造プラザの小会議室
テ―マ: HTML5+CSS3の例題実習を行います。
宿題: jQuery LightBoxの例題の実習が未完の方は再度挑戦してみて下さい。
どうしても完成出来ない方は、未完のページのURLをお送り下さい。
3月の例会で勉強したHTML5+CSS3に就いて、各自自分で例題を作って試してみて下さい。