11月度の月例会の勉強会風景
平成26年11月28日(金)の13時より開かれた例会で次のような話し合いが行われました。
1-1. サーバーには伝統的に使われてきたものと、最近使われだしたセキュリティーを重視するsuEXEやCCGIWrapと称する2種類のサーバーがあり、 その各々にはアクセス権の設定の仕方が異なりますので注意して下さい。自分の使っているサーバーがどちらの種類に属するかは、サーバーの仕様書で確かめて下さい。 偶々、皆さんの多くが使われているロリポップは後者に属しますので、覚えておいて下さい。
1-2. 皆さんの導入されたアクセス・カウンターを覗いてみていましたら、アクセス・カウンターの画面から元の画面への戻りのリンクを設定していない方がありました。 訪問者に親切な心を忘れないよう、仕事は最後までやり遂げましょう。
1-3. ライブラリー機能のお勧め。
デバッギングの折などに皆さんのPCの中を覗いて気付いたのですが、皆さんの殆どがライブラリー機能を使っていないことです。 前にも勉強しましたように、
ライブラリー機能はWindows7から加わった大変便利な機能で、System開発の生産性を高めるものです。 是非この機能のことを復習して利用して下さい。
1-4. Web開発上のサイトの概念。
Web開発の際サイトの概念は大変重要です。特に、HPB等のホームページ作成ソフトを使う場合はそのソフトを利用する最大のメリットがサイトの中でのファイル管理を
そのソフトに任せるということにあります。 新しいサイトを作る場合は先ず新規サイトを作成し、保守作業を開始する際には、先ずサイトを開いてから始めましょう。
2-1.Light_Boardとは
Light_Boardは一般に言う掲示板システム(Bulletin Board System 略してBBS)の最も簡単なものの一つです。掲示板というと堅苦しくなるので、
「お問い合わせやコメント」欄などとして使います。
2-2.「お問い合わせやコメント」へのリンクを張る場所
掲示板へのリンクは一般的にサイトのトップ頁に張ることが多いが、日本の読者はそのサイトを読んだ後、わざわざトップ頁に戻って改めて掲示板に中々投稿してくれません。
そこで、頁ごとのFOOTERに「お問い合わせやコメント」へのリンクを張る方が、その頁の読後直ぐ感想などを投稿してくれ易いように思われます。
2-3.init.cgiの修正
多くのCGI例、特にKentWebで紹介されているものでは、init.cgiがそのCGIの機能を規定するためのファイルになっています。この場合はKentWebの仕様書に従って慎重に設定して下さい。
$cf{password} = '0123'; 記事承認や削除のために管理画面に入るためのパスワードを半角の英数字で規定します。
$cf{approve} = 0; スパム対策として、受け付けた記事を管理者が承認してから表示される機能です。
この機能を使用する場合は「1」とします。
$cf{homepage} = "../index.html"; 掲示板からの戻り先のURLです。
相対パスか或いはhttp://からのフルパスで指定します。
その他、各自好みに応じて規定して下さい。
2-4.サーバーの中でのPerlへのパス
light.cgi, regist.cgi, admin.cgi, check.cgi, captcha.cgi を エディタ で開いて1行目のプロバイダで定められたPerlへのパスを修正します。
#!/usr/bin/per lか或いは #!/usr/local/bin/perl (偶々ロリポップのサーバーはどちらでも良いとなっている)
2-5.FTP転送
FTPを使って『light_board』フォルダーごと『cgi-bin』の中に転送する。転送モードはHPBの自動転送モードを使えば良い。
2-6.アクセス権の設定
FTPを開いたままで、右側のサイト上の各ファイルを右クリックして、KentWebの仕様通りにアカセス権を設定する。
このアクセス権の設定は少しでも違えばCGIは機能しませんので、慎重に設定して下さい。偶々、皆さんの多くが使われているロリポップはセキュリティーのより厳しいsuEXECサーバーですから、その仕様で設定して下さい。
日時: 平成26年12月26日(金)13:00~16:00
場所: 千葉市市民文化センター9階の千葉市民活力創造プラザの小会議室
テ―マ: CGIの導入ー掲示板(Light-Board)の完成とカレンダー(sche7)の導入作業開始。
宿題: お渡ししたレジメに従ってCGIソースをダウンロードして、cgi-binの中に保存しておいて下さい。