平成22年02月度



平成22年02月例会

日時:  平成22年02月27日(土)  午後1:00~4:00
場所:  京葉銀行文化プラザ内ボランティア・カフェ会議室
参加者: Asさん、Myさん、Hrさん、Nhさん、Stさん、Srさん、及びHsさんの7名
議題:  今月起きたことの報告と恒例の勉強会

(1)打ち合わせと報告事項

 今月は会場予約の関係で例会が土曜日になりましたので、平日は出席出来ない新加入のMyさんが出席されました。そのお陰でお互いの顔合わせてと自己紹介が出来ました。Myさんは現在コマーシャル・ベースのウェブ開発の仕事に就いておられ、この同好会としては強力で頼りになる仲間を加えてことになり、大変喜ばしいことです。

 今月の報告事項の第1として、Hsさんのウェブ・サイトがNortonによって危険なサイトというレッテルを貼られたという被害が報告されました。結果的にこの被害はレンタル・サーバー会社の同じドメインを共有する第3者のサイトがサイバー攻撃を受けた為に、同じドメインを共有するHsさんのウェブ・サイトも危険なサイトと認定されてしまったということが判明しました。この問題はレンタル・サーバー会社がNorton社と掛けあって、1週間ほどで解決されました。

 次に、ホームページ・ビルダーの版権がIBM社からJustSystem社に売却された結果、この同好会の多くの人が使っているホームページ・ビルダーV11のメーカーによるユーザー・サポートがなくなるという件が報告されました。 V12以上にバージョン・アップすれば、JustSystem社からのサポートが得られる筈ですが、今のところ殆どの人には上位バージョンの機能が必要とされていないので、サポートを必要とする場合は、V12以上を既に使っているAsさんとHrさんを通じて行えば宜しいのではないかという話し合いになりました。。

 定例会の会場のボランティア・カフェの予約は3カ月前から出来るということが判りましたので、本日3月、4月、及び5月の第4金曜日の予約を確保しました。。


    フレーム設定の面倒な勉強中の真剣な雰囲気の写真、残念ながら撮影者ともう一人が写っていません

(2) 今月の勉強会 

テーマ: フレーム設定の復習とJavaScriptの応用

(A)フレーム設定手順の復習

   フレーム・ページ設定には、(1)サイトのトップ頁にフレームを設定する場合と、(2)サイトの中の頁にフレームを設定する場合とはその手順が少々異なります。

(1)トップ頁にフレームを設定する場合

   「サイト」メニュー → 「サイト新規作成」 → <サイト名入力 + 次へ> →

   「新規トップ頁作成 + 次へ」→ <ファイル名をindex.htlmに + 保存場所指定 +

    詳細設定画像フォルダを指定> → 「完了」 → 「白紙ページ」 

   フレーム・ペー」 → (フレーム作成ウィザード)<分割方法指定 + 

    境界線有無指定 + 次へ> → 2つのフレーム名と最初にロードされるファイル

    名を指定> → 「完了」

(2)サイト内の途中の頁にフレームを設定する場合

   「ファイル」メニュー → 「フレーム設定ページの新規作成」 → (フレーム作成

    ウィザード)<分割方法指定 + 境界線有無指定 + 次へ> → 

    <2つのフレーム名と最初にロードされるファイル名を指定> → 「完了」 

    2つのフレームの境界位置を微調整> → 「フレーム」メニュー → 

    「フレーム設定ページを名前を付けて保存」 → フレーム設定ページを名前

    + 保存場所 + 「保存」

    上の手順で重要な箇所は赤字で示しましたので注意して下さい。

    また、フレーム設定ページが作成された後のページのタイトル・バーに注目!!

    ホームページ・ビルダーのタイトル・バーには:

    「最初にロードされるファイル名ーとそのタイトル名/フレーム設定ページのファイル

     名とそのタイトル名」のように”/”で区切って2段階に表示されます。

     最初にロードされるファイル名は分割したフレーム毎に前段で表示されます。

(B) JavaScriptの復習

(1) Headの中のFunctionとしてのJavaScriptの書かれ方とそのFunctionへリンクの仕方

     (a) HTMLのハイパー・リンクを利用してHeadの中に規定してあるFunction(関数)にリンクする。

        例: Headの中  <script language="JavaScript">

                       <!--  function="XYZ()"

                              ......

                       //-->

                     </script>

            Bodyの中  <a href="JavaScript: XYZ()">ここをクリック</a>

   (b) HTMLのimageタグを利用してHeadの中に規定してあるFunctionにリンクする。

        例:  Head中  <script language="JavaScript">

                    <!--  function=” XYZ(a,b,c)

                        ......

                    //-->

</script>

           Bodyの中 <img src="photo01.jpg" onMousemove="XYZ(a,b,c)" onMouseout="XYZ(a,b,c)">

     

(2)JavaScriptの文法の復習

     □ Object: a. ビルトインObject = 予め規定されているもの 例;window, document, array, function 等

              b. 一般のObject = ユーザー自身で宣言しなければなりません。

□ Method: Objectへの操作命令で、次のように書きます:

   オブジェクト名メソッド名(パラメータ)

□ Property: Objectの情報を参照したり設定し、次のように書きます:

    オブジェクト名プロパティ名     (注)Property名の後に()を書きません

□ 変数: 数値や文字列、真偽値、オブジェクトなどを代入して、計算や表示、オブジェクトの指定などを行う器のようなもの。

          例: n=10;       // nに10を代入

□ 配列(Array): 「Array」オブジェクトを使い、一つのオブジェクトで複数の変数を包含し表現できる大変便利なものです

(3)JavaScriptのサンプルJavaScript入門01a (3つの画像の切換えにした場合の回答

  Headの中

<SCRIPT type="text/JavaScript">

<!--

pic=new Array("image1.jpg","image2.jpg","image3.jpg");

num =1;

function Switch()

  { document.varIMG.src=pic[num]

    if (num==1) {num=2;}

      else if (num=2) { num=0;}

        else if (num=0) { num=1;}
               }

 //-->

</SCRIPT>

  Bodyの中

<P><A href="JavaScript:Switch()"><img src="image1.jpg" name="varIMG"></A></P>


(C) 2フレーム・ターゲットの演習   
 

 (1) 4つのメニュー頁の作成

    fldr_framesフォルダの中に「page_menu_01.html」、「page_menu_02.html」、「page_menu_03.html」、

「page_menu_04.html」という4種類のメニュー頁を用意します。

4つのメニュー・ファイルはクリックする表のセルの背景色をそれぞれ変えておきます。

即ち、「page_menu_01.html」では最初のセルの色をピンクに、「page_menu_02.html」では2番目のセルの

色をピンクにする等々・・・。

(2) 4つのコンテンツ頁の作成

     fldr_framesフォルダの中に「page_cont_01.html」、「page_cont_02.html」、「page_cont_03.html」、

「page_cont_04.html」という4種類のメイン・フレームに入れ替わり入れるべきコンテンツ頁を用意します。 

 それぞれのコンテンツ頁には別々の写真(640X480pxl程度のサイズ)を貼り付けておき、それぞれが

 ロードされた特に直ぐ識別できるようにしておく。


 (3)  フレーム設定ページの作成

これから作成するフレーム設定頁はサイトのトップ頁ではないので、復習の項の(2)の手順に従って

次の手順に従って作成する。

    「ファイル」メニュー → 「フレーム設定ページの新規作成」 → 

   (フレーム作成ウィザード)<分割方法指定 + 境界線有無指定 + 次へ>

    → 2つのフレーム名と最初にロードされるファイル名を指定

    フレーム名: top → frm_menu

このフレームに最初にロードされるファイル名 → page_menu_01.html

          フレーム名: bottom → frm_main

           このフレームに最初にロードされるファイル名 → page_cont_02.html

  → 「完了」 → <2つのフレームの境界を微調整> → 「フレーム」メニュー → 

「フレーム設定ページを名前を付けて保存 」 → 

フレーム設定ページを名前=page_frame.html + 保存場所= fldr_framesフォルダの中> → 

「保存」

】この手順で、上の(1)と(2)のステップで各フレームにロードすべきメニュー頁とコンテンツ頁を予め

   作成してfldr_framesフォルダの中に保存しておくと、スムーズに操作が出来ます。

   さもないと、ホームページ・ビルダーが一見理解し難いメッセージを出して混乱します。
   

(4)JavaScriptの導入

 4つのメニュー頁の中のHeadの中に以下のコードを貼り付ける:

     <SCRIPT language="JavaScript">  // 複数のフレームに同時にリンクする

      <!--

     // Link1で切り替えるフレームとページ

         function link1() {

            parent.frm_menu.location.href='page_menu_01.html';

            parent.frm_main.location.href='page_cont_01.html';

          }

         // Link2で切り替えるフレームとページ

         function link2() {

             parent.frm_menu.location.href='page_menu_02.html';

             parent.frm_main.location.href='page_cont_02.html';

          }

          //Link3で切り替えるレームとページ

         function link3() {

           parent.frm_menu.location.href='page_menu_03.html';

           parent.frm_main.location.href='page_cont_03.html';
   
         }

         // Link4で切り替えるフレームとページ

         function link4() {

           parent.frm_menu.location.href='page_menu_04.html';

           parent.frm_main.location.href='page_cont_04.html';

         }

      //-->

   </SCRIPT>

  4つのメニュー頁の中のBodyの中に以下のコードを貼り付ける:

   <CENTER>

   <TABLE border="0" width="400" bgcolor="#ffffff" cellspacing="4">

   <TBODY>

      <TR>

         <TD bgcolor="#ff00ff"><A href="JavaScript: link1();"><B>F_Page_01</B></A></TD>

         <TD bgcolor="#ffff00"><A href="JavaScript: link2();"><B>F_Page_02</B></A></TD>

         <TD bgcolor="#ffff00"><A href="JavaScript: link3();"><B>F_Page_03</B></A></TD>

         <TD bgcolor="#ffff00"><A href="JavaScript: link4();"><B>F_Page_04</B></A></TD>

      </TR>

   </TBODY>

   </TABLE>

   </CENTER>


(5)作成したフレームとJavaScriptの確認テスト

     1.作成したフレーム設定頁page_frame.htmlを開いて、「プレビュー」モードで表示してみる。

       上端のメニュー・フレームにメニュー01頁page_menu_01.htmlが、下端のメイン・フレームに

       コンテンツ01頁page_cont_01.htmlが表示されていれば、フレーム設定は巧くなされています。

     2.「プレビュー」モードのままで、メニューの4つのセル(F-Page-1,F-Page-2、・・・等)を交互に

       クリックしてみる。 その度にそれぞれの対応するメニュー頁とコンテンツ頁が現れれば、JavaScript

       の埋め込みは成功です。

    【】このテストでエラー・メッセージ、

        例えば:”「parent.frm_menu.location」はNullまたはObjectではありません”

        というようなエラー・メッセージが出た場合は、フレーム設定で指定したフレーム名や始めにロード

        されるファイル名等がJavaScriptで記述したObject名と合致していないことを意味しますので、

        フレーム設定を直すか、JavaScriptのコードを直してから、再度テストして下さい。

        上のエラー・メッセージの場合は、フレーム設定で指定したメニュー・フレームの名前が「frm_menu

        になっていないと思われますので、フレーム設定をやり直す必要があります。

        このような場合、「フレーム」メニューから「フレーム設定ページの属性」などを表示してみると、

        自分がとのような設定をしたかチェック出来ます。

        JavaScriptのコーッディングは覚える必要はありませんが、その仕組み(メカニズム)は理解して

        下さい。

        

(D) 来月からの勉強のテーマの予定

  平成22年3月: A.検索者がウェブ・サーバーに情報を入力する枠組みとしてのフォーム作成の演習
               
             B.入力された情報をサーバーに送り、処理するCGIプログラムの復習。
               
  平成22年4月以降: ご希望を出して下さい。