第5章 データベース

5.1 データベースとは

データベースとは、目的に添って集めたデータのかたまりのこと:
例えば、住所録データベースは住所に関するデータが、並び替えとかある条件にあったデータの抽出とかその他色々な分析に使われるように集められたデータのかたまりです。
Excelデータベースの作り方:
a) 先頭行は項目名とする。
b) データは 1行1件として入力する
c) タイトルのようなデータベース以外の部分は、データベースとくっつかないよ
 う1行か1列空けておく。
Excel表のテーブル化:
テーブル化とは、ただセルに入力されているデータの集まりに、ひとつの意味のあるデータとしての意味と形を与え、他のデータと有機的に関連させて処理できるようにすること。
テーブルに変換するには:
変換したいデータ範囲内を選択 →「ホーム」タブ内の「スタイル」グループにある「テーブルとして書式設定」ボタンをクリックし → スタイルを選択→選択範囲を確認 → OKボタン。
完成すると、表題の各項目セルに▼が挿入される。
    
テーブル化のメリット:
範囲が自動で拡張
書式設定が簡単
セルに見やすい色が設定される
データを追加すると書式設定や計算値が自動で入る

5.2 データベース機能

並べ替え:
1.[データ]タブを使う方法:
  並べ替えるデータを範囲選択→
  並べ替えるキーの列にアクティブセルを移動する→
  昇順か降順を指定する

2.テーブルのフィルタ機能を使う方法:
  表をテーブル化する→
  表題の項目をクリックして、昇順か降順を指定する
抽出:
1.フィルター機能を使う方法:
  範囲内のセルを1つ選択して→
  [データ]タブの[フィルター]を実行します。→
  「作業列」のフィルターボタンをクリックして→
  抽出条件のチェックボックスにチェックを入れ→
  [OK]ボタンをクリックします。

2.[データ]タブの[詳細設定]を使って検索条件をシートに書き出す方法:
  まず、検索条件を入力する行を表の上や下などに決めます。→
  表の上か下へ5行追加して、検索条件を入力します。→
  見出しは表の見出しと同じにします。→
  コピーして貼り付けた方が無難です。→
  検索条件にはアスタリスクなどのワイルドカードの使用ができます。→
  横並びの場合はAND条件、縦並びの場合はOR条件となります。→
  表内でクリックして、[データ]タブの[並べ替えとフィルター]
  グループにある[詳細設定]をクリックします。
 [詳細設定]のポップヒントには以下のように記されています。
  複雑な条件を使ってフィルター処理を行うときのオプションです。
 
検索(データフォーム):
データフォームという機能を使うことで条件にあったレコードを1件ずつ表示しデータの入力や修正を行うことができます。

  1.[ホーム]タブの[検索と選択]の中から[検索]を選択します。
  2. キーワードを入力し、
  3.[すべて検索]ボタンをクリックします。
  4. リストからクリックすると、そのセルにジャンプします。
  5. 該当セルがリストされました。