ホームページ・ビルダーやDreamweaverのようなホームページ作成ソフトを使えば一般的にはWord感覚で視覚的にウェブ・ページの内容を入力出来て、HTMLやCSSのソース・コード知らなくてもよいと思われています。
然しながら、現実的には、HTMLやCSSのソース・コードを完全に覚えておかないまでも、ある程度の知識を持っていた方が、次のような理由でホームページの開発には有利であると言われています。
HTMLファイルは一番外側を<html>と</html>で囲み、その中がheadの部分とbodyの部分に分かれています。
ページに含まれる主要な内容はbodyの部分に書かれ、headの部分にはtitle(ページの表題)や外部スタイルシートへのリンクやJavaScriptの読み込みなどの命令などが含まれます。
そして重要なことは、このファイルを保存した場合はファイルの拡張子が「.html」になっていなければなりません。
差し当たり知っておいた方がよいHTMLタグは以下の様なものです。
種類 | タグ | 機能 |
---|---|---|
見出し | h1,h2,h3,h4.h5,h6 | 見出し或いは見出し的な枠 |
段落 | p | 1段落の文字列或いは枠 |
枠 | div | ページの枠組みや 部品の配置 |
画像 | img src="画像のアドレス" | 画像の読み込み |
ハイパー・リンク | a href="アドレス" | 新しいファイルの読み込み |
表 | table, th, td | 表の枠、表の見出し、表のセル |
リスト | ul,ol,li | 箇条書きの枠(番号なし、番号付 )、セル |
ファイル識別 | html | HTMLファイルを囲み、HTMLファイルの識別 |
head識別 | head | head部分を囲み、head部分の識別 |
本体識別 | body | 本体部分を囲み、本体部分の識別 |
表題 | title | 頁の表題で、画面のタイトル・バーに表示される |
リンク | link | 外部CSSファイルへのリンク |
スクリプト | script | 外部JavaScriptファイルの読み込み |
HTMLタグは必ず <p> 〜</p> のようにオープニングとクロージングのタグが対になっている。
HTMLタグのフォント・サイズ、色、配置などの所謂書式は一昔前まではHTMLタグの属性としてそのタグ自身に中に記述されていました。
例えば、 <p>< font size="16px" color="green">文字列</p>のように。
然し、最近ではHTML仕様の標準化の波で、HTMLはページの基本的な構造を規定するに留め、内容物の書式である見栄えに関してはHTMLと独立したスタイル・シート(CSS)で規定するようになりました。その方がサイトの保守作業が遥かに効率的であるからです。
例えば、上の例ではHTMLは <p>文字列</p> に留め、<head>の中のCSSの中で
p { font-size : 16px; color :green;} のように規定するようになりました。
CSSに就いては後の何所かでもう少し詳しく勉強する機会があると思います。